気中パーティクルカウンター(微粒子測定器)を選ぶ時に知っておきたい4つのルール
メーカー詳細MET ONE気中パーティクルカウンターを例に、最適な微粒子測定器を提供します
クリーンルーム内の清浄度をモニタリングする上で、気中パーティクルカウンター(微粒子測定器)は欠かせません。
本ページでは、Beckman Coulter製MET ONE 気中パーティクルカウンターを例に、正しい微粒子測定器を選ぶ為の資料です。
よくある質問にもご参考になる記載がございますので、そちらも併せてご活用下さい。
選び方
資料
選び方
1.使用目的に適した 微粒子測定器を選ぶために、まず以下のルールを知っておきましょう。
ルール1: 計測したい粒子径、吸引流量、測定対象の清浄度で適切な製品が異なります。
今回、測定対象としているクリーンルームに設定した清浄度と広さをご確認ください。
ルール2: 粒子数はある程度多く計測すると測定精度が高くなります
粒子数を多くサンプルするには、吸引時間を長くして測定するか、吸引流量の大きな製品を選びます。
ルール3: 粒子数が多すぎると計数の誤差が大きくなります
パーティクルカウンターはレーザービームを粒子に当てて粒子数と粒子径を計りますが、粒子の数が多すぎると、最初の粒子を計数している間に次の粒子が来て検出が間に合わず、計数が実際より少なくなることがあります。
また重なり合った複数の粒子を 1 個と数えてしまうこともあります。
一般的にはパーティクルカウンターの吸引流量が大きい(=速い)ほど、測定可能な粒子濃度は低くなります。
予測される粒子濃度(個数)の 5 倍程度の測定可能粒子濃度の微粒子測定器を選びましょう。
ルール4: クリーンルームの仕様より小さな粒径のカウンターを選ぶと誤差が大きくなることがあります
0.5μm で管理しているクリーンルームに 0.1μm のパーティクルカウンターを使用すると、実際に浮遊する 0.1μm 以上の大量の粒子により 「測定可能粒子濃度」 を超えてしまう可能性があります。
その結果、測定誤差が大きくなります。 クリーンルームの仕様に合った微粒子測定器を選びましょう。
2.MET ONE気中パーティクルカウンターのご提案
これらのルールにもとづいて微粒子測定用途に適したMET ONEパーティクルカウンターをお選びください
モデル | 吸引流量 | 計測粒径区分 | 適合する清浄度 |
3413+ | 28.3L/分 | 0.3/0.5/1.0/3.0/5.0/10μm | ISO Class 4~8 |
3423+ | 50L/分 | 0.3/0.5/1.0/2.0/3.0/5.0/10μm | ISO Class 4~8 |
3415+ | 28.3L/分 | 0.5/1.0/2.0/ 3.0/5.0/10μm | ISO Class 5~8 |
3425+ | 50L/分 | 0.5/1.0/2.0/3.0/5.0/10μm | ISO Class 5~8 |
3445+ | 100L/分 | 0.5/1.0/2.0/3.0/5.0/10μm | ISO Class 5~8 |
HHPC2+ | 2.83L/分 | 0.5μm 固定と 1.0/2.0/5.0μm から任意の 2 粒径 | ISO Class 5~9 |
HHPC3+ | 2.83L/分 | 0.3μm 固定と 0.5/1.0/2.0/5.0/10.0μm から任意の 2 粒径 | ISO Class 5~9 |
HHPC6+ | 2.83L/分 | 0.3/0.5/1.0/2.0/5.0/10.0μm を同時測定 | ISO Class 5~9 |
【MET ONE気中パーティクルカウンター製品一覧はこちらから】
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